二毛作ビジネスのメリット・デメリット

二毛作ビジネスのメリット

①売上増加が見込める
例えば、夜しか営業していない飲食店は、当然昼間の売上はありません。閉店時間中の店舗を二毛作で昼営業もしてフル回転することができれば売上増加に繋がります。また、店舗・設備は今あるものなので初期費用をかなり抑えながら新しいビジネスを始めることができます。
②ニーズに合わせた営業ができる
同じお店で昼夜、別の顔で営業ができる二毛作では、昼はビジネスマンのランチをターゲットにしたお店を、夜はおしゃれなイタリアンで女性客を狙う、なんてことも可能です。地域の特性や時間帯によって違う需要にも対応することができます。
③今までと違う客層への認知
二毛作ビジネスは、ふたつの業態がお互いに影響し合います。今までの客層とは違うお客様にもお店を知ってもらえるチャンスが多くなります。 ランチタイムに利用してくれていたお客様が夜営業のお店にも興味を持ってくれたり、夜のお店のお客様が昼に他の業態で営業していることを知って来店してくれたりと相乗効果が期待できます。
④口コミが増加し宣伝効果が期待できる
2つの業態の組み合わせに意外性があれば注目度が上がり、今まで出会えなかったお客様にお店を知ってもらう機会ができます。双方のお客様が昼夜ともに周囲で話題にしてくれれば、大きな宣伝となります。お客様の口コミは最大の宣伝効果となり、客層の幅の広がりに期待が持てます。

二毛作ビジネスのデメリット

①人材確保のハードルが上がる
オーナーが複数の形態に関わる場合、経理や仕込みなどの作業を含めると、どうしても長時間労働となってしまいます。昼と夜、それぞれに責任者を立てたり、従業員に任せられる内容は任せるなど仕事分担の工夫が必要です。また任せられる従業員を育てる人材育成も必要と言えます。
②共倒れのリスクが高まる
どちらかが食中毒を発生させたり、店員の接客態度が悪かったり、クレームが拡散されたりすると、店舗そのもののイメージが悪くなり昼夜両方の営業に影響を及ぼす危険があります。

成功している二毛作ビジネスは？

お客様目線で二毛作のお店を見ると、片手間ではないどちらも手を抜かず本気で営業しているお店がいいですよね。そのようなお店はお昼も夜も一度行ってみたいなと思うのではないでしょうか。 そして、昼夜のコンセプトが明確で、それぞれに魅力があることもポイントです。二毛作なのですから、それぞれに特徴がないと意味がありません。昼の顔、夜の顔、共に魅力があると、どちらの時間帯も利用してみたいと思いますよね。

いろいろある二毛作のお店

「飲食店」×「飲食店」の二毛作ビジネスにはどのようなお店があるのでしょうか。少し例を見てみたいと思います。

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